お手入れ方法

面のお手入れ
  • ご使用後は、手拭いなどで内輪の汗を十分拭き取る。
  • 必ず日陰干しで、よく乾燥させてください。
  • 汚れのひどい場合には、まず掃除機にてホコリを取り除き、その後に固く絞った手拭いなどで、汚れている部分を丁寧に拭き取り、再度日陰などに干して乾燥させてください。
  • 清潔に心掛け、風通しの良い場所にて保管してください。

1年に1回、あるいは使用頻度が多い人は半年に1回必ず専門店にて点検を受けてください。
また長い間使用されなかった面を再び使用する場合にも、同様に専門店にて点検を受けましょう。
また、剣道具クリーニングや消臭スプレーなども開発されておりますので、専門店へご相談ください。

胴のお手入れ
  • ご使用後は、汗などの水分を十分に拭き取ってください。
  • 風通しの良い場所で、必ず日陰干しでよく乾燥させてください。
  • 汚れのひどい場合には、胴胸はブラシなどで軽くブラッシングし、胴台は手拭いなどをぬるま湯で濡らし、よく絞ってから汚れを丁寧に拭き取り、竹刀などの油を落とした後、柔らかい布でから拭きし、再度風通しの良い日陰などに干して乾燥させてください。

革胴の場合には天然生皮を使用しているため、湿気・乾燥などにより、胴台の幅が広くなったり、狭くなったりする性質がありますので、十分注意のうえ、特に風通しの良い場所で保管するよう心掛けてください。
また、竹などのつっかえ棒を用いて、胴の裏側部分に挟み込んでおくと変形などの防止に役立つようです。

甲手のお手入れ
  • 甲手は件道具の中で一番痛みやすいものなので、普段のお手入れが肝心です。
  • ご使用後には、手の内の革をよく引き伸ばしてください。
  • 風通しの良い場所で、必ず日陰干しでよく乾燥させてください。
  • 特に湿気の多い梅雨どきや汗を多くかく夏には、道具袋の中にいれたままにしないでください。
  • 直射日光に当てると、皮の部分が硬くなりやぶれやすくなります。

甲手の修理は、早めに専門店にお持ちください。また、汗が残っている状態で連続使用されますと、甲手、小手の寿命を縮める結果となります。
できればもう1組の甲手を用意して、交互に使用することをオススメします。
なお、1年に1回、あるいは使用頻度の多い人は半年に1回は必ず専門店にて点検を受けてください。
また、長い間使用されなかった甲手、小手を再び使用する場合も同様に専門店で点検を受けましょう。
さらに、剣道具クリーニングや消臭スプレーなども開発されていますので、専門店へご相談ください。

垂のお手入れ
  • 垂ひもがシワになったときは、アイロンをかけてください。
  • 前帯・大垂・小垂を時々軽くブラッシングしてください。
  • 風通しの良い場所で、必ず日陰干しでよく乾燥させてください。
  • 乾燥室の有る場合はご利用ください。
竹刀のお手入れ
  • 竹刀は使用前に必ず点検してください。
  • 相手に危険が及びますので、必ず修理してご使用ください。
  • ささくれがある場合には、使用者の責任において手入れ具にて入念に削ってください。

軽く打ってみて異音のする竹刀、または古くなった竹刀(古くなると自然[竹]のためもろくなります)は、思わぬ破損・事故につながりますのでご使用はお控えください。
使用後は竹刀に油などを塗布し、日頃からのお手入れに心がけましょう。
カーボン竹刀については、必ず専門の先ゴムを使用し、くおりかー本が露出したらだたちに使用をやめ、新しいピースと交換してください。
なお、他の目的には危険が伴いますので使用をお控えください。

剣道衣・袴のお手入れ
  • 藍染の剣道着を洗うときは、剣道着の襞をきちんと揃えてたたみ、剣道着の選択と同じ方法で洗うときれいに洗えます。
  • 洗濯機・乾燥機・洗剤などの使用は、なるべくお控えください。他の洗濯物とは、一緒に洗わないでください。

剣道衣・袴に使用されている木綿は知事むと思われています。しかし、綿自体が縮むのではなく、綿花から糸、糸から布、そして製品へと加工され、その間に色々な機械を通ります。
その際に、繊維は常に引っ張られ製品へと変わっていきます。
このように繊維が伸びきった状態で製品になると、木綿の繊維が水を吸ったとき膨らんで伸びきった状態を元へ戻そうとするのです。
最初の洗濯で最も大きく縮み、2・3回目後からは、それ以上縮まなくなると言われています。

剣道のいろは

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